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アメリカでRNの仕事を始めるために必要なこと | カメさんの頭ン中

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アメリカでRNの仕事を始めるために必要なこと

      2015/09/03

日本人のナースがアメリカでRNのライセンスを取得し、その後実際仕事に就いているという話はよく耳にします。しかし、その仕事に就くまでには、多くの日本人のナース達は目に見えない苦労や努力を経てRNのポジションを確保しているのです。さて、どのように仕事を確保するのでしょうか。

日本との違い

日本の医療機関では毎年新卒採用枠を設けています。また、常に既卒者の採用も行われています。看護師資格を取得した後の就職先に困ることは少ないでしょう。しかしアメリカでは、毎年新卒採用や既卒者の採用が行われているわけではありません。しかもユニットごと(病棟単位)に募集情報が出されるため、その期間も不定期なうえ人数も少ない場合がほとんどです。不足した人数分だけを補うために採用している場合がほとんどです。

外国人ナースをどんどん採用していたのは昔の話

日本人看護師がアメリカでRNの資格を取得し、その後意外にもスムーズに仕事に就けていたのは2005年くらいまでの話です。ナースに関する法律改正が行われ、それによりナースの数が不足してしまったのです。その時大量に外国からナースがアメリカに流入してきてます。しかしそれ以降に起きたリーマンショックを皮切りに、医療機関も人員削減に乗り出してきました。その結果、ナースの飽和状態を招いたのです。アメリカで看護教育を受けた新卒のRNが職が見つからない、あるいはリストラされたRNが次の職場にありつけないといった期間が長い間続いており、今現在でも、RNの仕事探しは非常に難しいです。しかし、それでも日本人看護師が様々な理由でアメリカでRNの資格を取得し仕事探しに奮闘する人たちの数は多いのです。

仕事探しに重要な必須事項

特に日本人看護師がアメリカに来て、アメリカの看護教育を受けずに(大学や学校に行かず)いきなりRN試験を受験し合格したという日本人看護師は多いです。しかしその後、アメリカでRNの仕事を探す場合、非常にネックになるのがレファレンスしてくれる人がいない、ということと、アメリカでの履歴がないという事実です。レファレンスというのは、アメリカでは採用プロセスの一環で、あなたのことを知る第3者の評価を採用側が電話で聞くというものです。家族、親籍などはレファレンスに該当しません。しかも、RNのポジションの申し込みであればアメリカ在住のRNの人からのレファレンスを指定してくる場合が多いです。また、アメリカでの履歴(学歴、職歴)がないという事実は、かなり厳しい立場に立たされます。特に日本は英語圏の国ではありません。採用側は外国の看護教育+英語圏の国でないという事実からネガティブになりがちです。友達がいない、知り合いがいない、アメリカの履歴なしの状態では、この過程でアウトになる確率がかなり高いです。

アメリカの履歴を作る

多くの日本人看護師は、友達探しや、あるいはアメリカの医療をまず知る意味においても、病院やクリニックのボランティア活動に申し込みます。日本ではボランティアは誰でもすぐ参加できるイメージがありますが、アメリカの医療機関(病院)では、ボランティアへの参加も順番待ちの場合があり、面接がある場合もあります。仕事のポジションを確保するのと同じくらいボランティアのポジションを確保するのも大変なのです。なぜならボランティア活動を希望するアメリカの看護学生が多いため、競争率が高いのです。ボランティア活動は履歴書に記載できます。つまりアメリカの履歴をつくることにつながるのです。さらに、病院やクリニックでボランティアをすると、当然そこで働く様々な人たちと話す機会が得られます。そこで知り合いになるということは、今後の仕事探しの大きな助けにつながるのです。このボランティアは長く続けていたほうが有利です。周囲の人に自分の顔が知れ渡るいいチャンスです。そしてよいパフォーマンスをすることで好印象を持ってもらえます。自分がRNで仕事を探している話をした時に、よい情報をくれるかもしれません。或は別の人に口をきいてくれるかもしれません。運が良ければそこで採用してくれるかもしれません。このように別の形で中に入り、周囲に自分の存在を認識してもらい、そこで知り合いを作ってしまうのです。しかも、英語を母国語としない日本人看護師の場合、医療用語、英語を学ぶよいチャンスでもあるのです。一石四鳥くらいではないでしょうか。ただ、必ずしもボランティア活動をしたことがそのまま採用につながらない場合も多くあることも事実として認識しておく必要があります。

学校に行く

日本人看護師がRNの資格を取得した後、アメリカの看護教育を知らない、または日本で看護師をしていたのはもう数年も前という理由から、RNリフレッシュシャープログラムを受ける人もいます。このプログラムは各州の大学やカレッジ、あるいはさまざまな団体が提供しているプログラムで、内容、期間、費用などそれぞれ異なります。先に記載したアメリカの履歴を作ることにも関連しますが、アメリカの看護を学ぶという意味においても、アメリカで学歴を作るという意味においても、同時に友達や知り合いを作ることができる良い方法です。州によって規定は異なりますが、カリフォルニアでは、仕事を探す場合、RN資格取得後2年以上ブランクがある場合、リフレッシャープログラムを受講することをルールに取り入れています。

直接医療機関に出向いて、採用してないか聞きに行く

これは、最初は勇気が必要です。ほとんどがインターネットで申し込みをするため、出向いたところで採用してくれる確率は非常に少ない、むしろないです。しかも、窓口で断られることも多々あります。この目的は、自分を売りに行くことです。HRに出向き、そこにいる人に事情を話し、RNのポジション枠について情報収集する一方で、自分の経歴も交えて自分を宣伝してくるのです。これには英語力が必要です。RNを募集しているユニットを教えてくれるかもしれません。この場合、必ず自分の履歴書(英語で記載)を持参し、手渡します。連絡がこない場合がほとんどですが、あきらめてはいけません。約2週間後くらいにまたHRに出向き、自分を宣伝しに行きます。そうしているうちに、強い願望がある人だと思われます。そして、そこの人たちに認識してもらうのです。

インターネットを使って仕事探し

ほとんどインターネットで申し込みできます。問題なのが、申し込みできる場所が少ないということです。日本人の看護師が日本の学歴、職歴だけでは、申し込み条件が細かく提示されるアメリカのRNの募集条件に該当しない場合が多いのです。特に競争率の高い場所は避け、田舎や人口の少ない比較的条件が緩い場所を見ていきます。また、フルタイム(日本でいう正職員)のポジションではなく、パートタイムやオンコールのポジションも含め、とにかくRNのポジションを狙うといいかもしれないです。

フットワークを軽く

仕事を探す場合、自分の住んでいる州にとどまらず全米規模で探します。面接の連絡が遠い州からきた場合、早速飛行機の手配を済ませて準備をします。最終的には、引っ越しする覚悟を持ちましょう。アメリカのRNの資格は州に所属します。したがって、別の州で就業する場合、ライセンス登録を就業する州に変更する必要があります。

あえてLVNやCNAのライセンスを取得する

日本人の看護師があえてRNの資格を取得せずに、まずはCNA(クリニカルナースアシスタント)やLVN(ライセンスボケーショナルナース)の学校へ行き、そのライセンスで仕事を開始する人もいます。RNよりもライセンスの位置は低いですが、アメリカの医療になれる目的でそこから始める人も少なくありません。医療機関によっては、CNAは比較的需要が高く仕事を確保しやすい傾向にあります。LVNもRNに比較すると入りやすいでしょう。こうすることで中に入りやすい環境をまず作るという手段を取る人もいます。その後RNの資格を取得し、RNのポジションへシフトしていくのです。

まとめ

日本であればそれほど職場探しに悪戦苦闘することなく、スムーズに事が進むのにくらべ、アメリカでは時間がかかり、しかも、言葉や教育の違いを背景に約束されたものがない状態で前に進んでいかないといけないのが現状です。日本人が苦手とする、いかに自分を売り込むかが、アメリカの中ではポジションを確保するうえで必要なスキルであり、それを見様見真似でも取り入れ、あきらめることなく挑戦し続ける先に自分のポジションがあるのだと感じます。苦労する分、学びは大きく、やがてそれは自分の資産になることでしょう。

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